愛の言葉に返事はいらない

楽しい予感のする方へ

【田中涼星くん】無数に輝く光の中、私にとっての一等星

ここ何年か、毎年の目標に『言語化をさぼらない』があるので、せっかく作った場所ですし。

特別お題「わたしの推し(スター)」に参加してみようということで。

推し、だけならまだしも(スター)のルビを振られてしまったら、語らずにはいられますかと。

 

「推し」について

 

noreplyneededto-wordsoflove.hatenablog.jp

そもそもこちらの記事でも「推し」という単語を使いつつもダイレクトに作品について、それも主演と明言しているので隠す気はまるでありません。

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直近の出演作と

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2022年最初のお仕事

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お手紙書いてても思うんですけど、お名前出して呼ぶの照れくさいみたいなところないですか?

そういう意味では「推し」って便利な単語だなと使ってます。

便利過ぎて、エゴサに引っ掛かりたい時はお名前出すようにしようと思ってるのに忘れがちです。

 

初観劇の日の話

 忘れもしない2015年2月。

当時は別の役者さんを推していたものの、参加したイベントで今年は映像中心という話を聞きました。

私は観劇が趣味、というより推しが出ている作品を観に行く、というスタイルだったので、この機会に推しが出てない色々な舞台に触れて見識を増やすというか、舞台作品への理解を深める土台作りをするのもいいかもなぁとチケットサイトを眺めていて。

じゃあ観ようと浮かんだ作品の一つが「ミュージカル『テニスの王子様』青学vs不動峰」(以下テニミュ)でした。*1

 

 テニミュはブログやTwitterの更新が活発なのでちょこちょこ見ているうちに、私の好きなキャラを演じてる役者さんが気になるな、多分これ好きなタイプだな、と思っていたのです。

しかしいざ観劇前に友人にその事を話したら、君こっちだと思うよ、と別のキャラの名前を上げられて。

実際に観てみたら、彼女の言う通り彼から目が離せなくなりました。

それが田中涼星くん演じる、8代目の乾先輩です。

 普段わりとあ、好きかな、好きかもとじわじわゆっくり落ちていくタイプだったのでここまでの急転直下、一目惚れと言っても過言じゃない視線の奪われ方初めてで。

自分でも衝撃を受けながら元々1枚しかもっていなかったチケットをぽちぽち増やしたり、すでに決まっていた次公演*2のチケットを取る算段を始めたりしました。

でもここではまだ、好きなのは「青学8代目の乾先輩」だったんですよね。

 テニミュの青学キャストはシーズン中に代替わり、卒業が来ます。

その時までの期間限定、ちょっとした浮気だよなんて笑ったりしていました。

もしちょっと卒業後の作品追ったりするにしても、やっぱり最初に気になった役者さんの方じゃないかな、なんて思いながら。

 

このまま彼を推すかもしれない、と揺らいだ日の話

 3rdシーズンのテニミュ(私が追っていた8代目の頃)は、DVD発売時に記念で何か所かに分かれて縦断イベントが行われていました。

不動峰の時は大阪だから、という理由で行ったら現推しもいた、なんですがいいお兄さんしてたなー、サーブかっこいいから本当ランキング戦まではやってね……!!!!な印象でした。

 2回目のイベントになったルドルフでは大阪→愛知と1日で縦断するスケジュール。

この頃には青学8代目箱推し!になっていた私はキャストが縦断できるなら私も縦断できるよね? と円盤を2枚買ってはしごしたら。

そこにはめちゃくちゃ面白い子がいました。

 そもそもこのイベントと同時期に発売した「バラエティスマッシュ!」

バラエティスマッシュ! CM Long - YouTube

で頭のてっぺんからつま先まで好きなスタイルだったり、あれもしかしてこの子面白い子では?って片鱗はあったんですけど。

不動峰の時は年下組と一緒だったのでお兄さんの顔が強かったのが、今回は同年代組だったからか、それともイベントそのものに慣れて伸び伸びと自分を出せるようになられたのか。

イベントが終わって帰りの列車に乗ってもじわじわ、じわじわ面白い子だったな、楽しいイベントだったな……と噛みしめてて、ここが好き、の向かう先が「8代目青学の乾先輩」から「田中涼星くん」へシフトする転換点だったと思います。

 でもまだ「推し」とは呼んでません。

自分のキャパシティ的に「推し」と呼べる存在を同時に複数抱える事はできないので、彼を「推し」と呼ぶことは当時「推し」と呼んでいた人を降りる、端的に言えば「推し変」と同義です。

そこまでの決断には、まだ至っていませんでいた。

 

「推し」と認めた日の話

 涼星くんが関東氷帝公演でテニミュを卒業し次に出演される舞台(ミュージカル青春鉄道2、以下鉄ミュ)の神戸公演を控えているタイミングで、当時推しと呼んでいた人の出演する舞台の大阪公演がありました。

もうオブラートに包まず書きますが、それがもう本っっっっ当につまらなかった。

登場人物が板の上で涙涙のシーン、周りからすすり泣く声も聞こえてくるけど何一つ泣けなかった。

ちょうど大千秋楽だったのでスタオベがあったけど、何を讃えればいいのかわからなかった、いや役者の演技は讃えていいのかもしれないですけども。*3

作品が決定的に合わなかった、それはこの作品だけでなく事務所制作とかこれまでの出演作品でもあった、そもそも今回の主催にも苦手意識が芽生えたし、当時の推しの事務所は結構前から好きじゃなかった。

少しずつ少しずつ積み重なっていた不満や齟齬は、もう見て見ぬ振りができなかった。

だって私は応援する事ってこんなに楽しくていいことだったんだ、と浮気だったはずのこれまでで思い出してしまった。

 そうして迎えた鉄ミュ2。

東京公演を観た方からことごとく死の宣告をされていた通り、怒涛の楽しいと好き、をめいっぱい浴びて。

こちらの大千秋楽を見届けたその日、2016年11月20日、私は彼を「推し」と呼ぶことを心に決めました。

 

彼が私の「推し」です、と心に決めて5年が過ぎた今の話

 推し変、をするにあたって自分と約束した事があります。

それが、出演する作品やイベントの全部を楽しいと思えなくてもいいし、作品を網羅しなくてもいいって事。

そのために、今までの公演は全部観てるし、と意地にならなくていいようわりと早い段階で一作品遠征しない事を選択しました。

したんですけど、5年経った今も何だかんだこれは無理ってなったのって本当1作品だけ*4でここまで来てるんだから、幸せな事だなと思います。

 いつ飽きるかな、とか、一度違えた以上「ずっと」応援してます、だけは言えないなと思いながらも、気づけば彼を「推し」として応援してから5年以上の歳月が過ぎて。

まだまだ新鮮に楽しいし、舞台の上にいるとやっぱり視線を奪われています。

 

 世は正に若手俳優戦国時代、なんてふざけて言っていた時期もあるんですが、その時以上にたくさんの魅力的な方々が舞台の上に立っていて。

そもそも作品だってたくさんあって。

その中で一つ選んだ作品でこんなにも惹かれる人をみつけるってどんな確率なんだろう。

そもそも2015年2月のあの日、当時の推しが映像中心ですって言わなければ。

じゃあ他の舞台も観に行こうかなってテニミュを選んでいなければ。

今こうしている私はいなかったんだろうな、と思うとこういうのも一つ一つの選択の先にある不思議な縁だな、と思います。

 閑話休題

演技が上手い人、歌が上手い人、目を引く華がある人、魅力たっぷりな人……数えきれないぐらいの人の中で、それでも私は彼を応援していきたい。

どこが好きって言われたら全部って言いがちなんですけど、あえて挙げるなら繊細さと真摯さ、でしょうか。

 指先まで意識の行き届いた、感情のこもった演技やダンスだけでなく言葉選びがものすごく丁寧なんですね。

マネージャーさんにボキャブラリー増やして欲しい*5と言われたり、たまに単語選びが怪しかったりはするんですが、とっさに発する発言にせよ綴られる文章にせよ、配慮が行き届いてるんですよね。

思いや気遣いがそのまま言葉に乗る、と言いますか。

その一端はなかなか自分のファンをファンと呼んでくれず、長い事「応援してくださる皆さん」表記だったりでヤキモキした事もあるんですが、その分初めて「ファンの皆へ」って呼びかけてくれた時の感動もひとしおだったり。

 前のブログで書いた通り、私は推しに手紙を書く事とかコメント残す事ってすごく苦手で。

それでも「推し」と呼ぶと決めてからとんでもないスローペースでもたまにさぼっちゃっても、何とか書き続けていられるのは折に触れてきちんと届いてる事とかファンへの思いとかちゃんと言葉にしてくれるからだろうな、と何度も何度も実感してます。

 

 私はただ「推し」にもらえる楽しいとか幸せとかをただ享受するだけの無責任なファンだけど、どれだけ大きな会場の最後尾とかからでもその光を見つめていたいなと。

全ての願いも夢も、叶うわけじゃない。

それでもどうか「推し」が幸せでありますようにと、良いご縁がつながり続けますように、とそれこそ星に宛ててのように祈るだけです。

 

 

 

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写真集はアニメイト専売(何故)2冊同時発売だけど通販ではFACE1なくなっているので、店舗にある分のみかな……?

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*1:そもそも観劇に通うようになったきっかけとなったのがこの作品の1stシーズンで、当時の推しさんも1stキャストさんでした。

その後紆余曲折を経てテニミュからは距離を置いた時期もありましたが、長くなるので割愛します。

2ndシーズン終了時には好意的に見られるようになっていたのが、当時の推しさんの映像中心な1年という事で観劇に行くのに背中を押された形です

*2:TeamLive青学

*3:前の方だったので周りに合わせて立ちましたが、立ったことを今でも後悔しているレベルです

*4:こっちはさすがに伏せます

*5:

マネージャーは田中涼星に言いたい事が山ほどある - YouTube